軽い潔癖症の人の脳内~実は耐えていること~
実際そういう人に話聞くの初めて。
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そもそもどうしてプチ潔癖になったのか
学生時代や会社に勤め始めて数年はよく大きな風邪をひき、もちろんインフルエンザやノロウイルスもほぼ毎年発症していた私。
周りに迷惑をかけてしまうことが嫌なので手洗いうがいを徹底していたのですが、それでも度々体調を崩していました。
そんな中とあるテレビ番組で「いくら自分が気を付けて手を洗っていても、そうではない他人が触ったものを触ると知らぬ間に自分粘膜に菌が付着する。多くがつり革やドアノブが菌を媒介するケースだ。」と、おどろおどろしい映像と主に伝えていました。
「多分だけど、今までしんどい思いをしたのはこれなんじゃ…?」
その日から、それまで触れていたものにも菌がついているんじゃないか?と疑うようになったんです。
あらゆるボタンに触るのが怖い
街の中や会社のあらゆるボタン、どうやって押しますか?
特になにも事情がなければ利き手の人差し指の腹で押すのが
自然だと思うのですが私はその押し方に一番恐怖感があります。
一番使う指の腹で押すと、いくら手を洗ったり自分の口に菌が入る確率が一番高いと気がしてしまいます。
そんなわけで私は、あらゆるボタンを第二関節でそっと押します…カチャッ。
(グーパンの先っぽで押すようなイメージです)。
それで大丈夫だとは思ってないですけどね!
もう、これくらいしか…できないんや…(突然の関西弁)
つり革は絶対に掴まれない
電車がどんなに揺れても、つり革につかまれないのです。
あれなんて!一番人がギュッと握ってるじゃないですか!!
無理っ、あぁあっ、無理っ、怖い!!!(涙目)
…取り乱しました。
ですんで、私は足を少し屈伸させて揺れに耐えています。はたから見たらかなり滑稽です。分かっています。
しかし体幹が鍛えられている気がするので良しとする!
※気がするだけです
コップ類が苦手、回し飲みは全力回避
例えば人の使ったコップを片づける場面なんて沢山ありますよね。あれがどうしてもダメなんです。
人の飲み残し=おそらく唾液がついている水で、しかも人が人が持ったものを持つというのがとても辛い。
そしてもっと辛いのが飲み会の席でよくある「回し飲み」です。うぉ…話しているだけでも心がギュッとなる…(涙目)。
こればっかりは、仲が良い人でも辛いのです。でも断れない。えぇ、そう日本人だもの、空気を悪くしたくない。
私は典型的なジャパニーズのチキンです…。
あらゆる取っ手を握るのが辛い
会社の給湯室にある冷蔵庫の扉を開けるのに、精神的にストレスがかかります。
知っているような知らないような沢山の人が握ったところを握らなければ、中から食べ物が出せないとか!!
「これを超えないと喜び(食べること)に辿りつけない」という感覚が、余計に心を圧迫するんじゃないかな、と我ながら思っています。
特に抵抗なく触れる場面もあるという救い
と、ここまでお話してきてなんなんですが、家族や仲の良い同僚の触ったものはほぼ平気なんです。
自分でも謎なのですが、少しでも自分の中のセーフゾーンがあるのが救いかなと思っています。
まとめ
というわけで、とあるプチ潔癖の人の頭の中はこんな感じです…。
- テレビで「取手やつり革が菌を媒介してインフルエンザなどになる」と見てからこうなった
- 基本的に指の腹は使えないので、あらゆるボタンはグーパンチの先っぽでそっと押す
- つり革を握るのが怖いので、軽い屈伸で揺れに耐える
- 他人の持ったコップは飲み残しが入っていると触る辛さが倍増する。回し飲みはストレスの元(でも断れない)
- 会社の給湯室などにある冷蔵庫や電子レンジなどの取っ手を握るのは「これを超えないと目的が達成できない」状況も相まってと辛い
- 何故か家族やものすごく仲の良い人の使ったものは辛くない。自分でも謎。
でも家族の触ったものは大丈夫なレベルで良かったね。
声を大にして言いたい、プチ潔癖でいい事なんて一つもないと!!! (開眼)